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喉頭がん

肺がんよりもはるかに喫煙と関連の高い喉頭がん

現在あなたは、タバコを吸われていますか?
あるいは、ご家族で喫煙者はいますか?

喫煙と病気との関連は以前から肺がんが有名です。しかし、肺がんには喫煙以外にも様々な因子との関連も指摘され、ヘビースモーカーの兄が健在で、喫煙歴の全くなかった弟が肺がんに罹った、という話も耳にします。

喫煙とがんとの関連でいえば、肺がんよりも喉頭がんの方がはるかに喫煙との関連が高いことはあまり知られていません。
喉頭がんの症状の多くが声のかすれです。喫煙されている方は以前から声のかすれは少なからず自覚されている場合が多いと思いますが、家族や友人、知人に声のかすれを指摘された場合は要注意です。本人では日々の変化に気が付かない場合も多いためです。

喉頭がんの診断と治療

喉頭がんの多くが扁平上皮と呼ばれる粘膜表面の細胞から発生するため、診断は比較的容易です。
喉頭ファイバースコープを用いて的確に診察を受ければ、がんの診断には至らないまでも精密検査を要するかどうかは、多くがその場で判断できます。

早期の喉頭がんでは放射線治療と抗がん剤治療の組み合わせが中心となり、声を失うことはありません。ただし、ある程度がんが進行した状態の場合には、喉頭の部分切除あるいは全摘出術が必要になります。

がん発生のリスクを減らすためにも禁煙を

現在も喫煙されている方は、今後のがん発生のリスクを減らすためにも禁煙が勧められます。
また、喫煙は肺気腫など慢性閉そく性肺疾患(COPD)との関連も深く、がん以外にも有害である点をお忘れなく。

声のかすれが続いている方はもちろん、以前に喫煙されていた方、現在も喫煙されている方は、定期的な喉頭がんの確認をお勧めいたします。
まずは、耳鼻咽喉科専門医のいる医院で診察を受けていただくことをお勧めいたします。